イダルゴ通りの2本の木より何週間か遅れて、ようやく満開になった、我が家の ゴールデン・シャワー・トゥリー。
窓から10メートルほど離れているが、PCの前に座ったままでよく見えるし、風が吹けばその香りは部屋の中まで漂ってくる。花は長い間次々に咲くので、毎日朝に夕にそれを楽しみ、様々な光の中で写真を撮るのは幸せだ。
窓から10メートルほど離れているが、PCの前に座ったままでよく見えるし、風が吹けばその香りは部屋の中まで漂ってくる。花は長い間次々に咲くので、毎日朝に夕にそれを楽しみ、様々な光の中で写真を撮るのは幸せだ。
クエルナバカでは、それぞれの木によって花時にズレがあるから、何かの花が咲いても、うっかりしたら見逃してしまう。また、全ての木がいっせいに葉を落とすということがないので、いわゆる冬枯れの景色もない。
その代わり感受性を鋭くしてさえいれば、密やかでしかも鮮やかな自然の変化を、いたるところで発見し楽しむことができるのだ。クエルナバカの季節は、向こうから前触れつきでやって来たりしないし、人間の手による演出も行われない。季節を感じるのは、それぞれの人の心だけに任せられている。
その代わり感受性を鋭くしてさえいれば、密やかでしかも鮮やかな自然の変化を、いたるところで発見し楽しむことができるのだ。クエルナバカの季節は、向こうから前触れつきでやって来たりしないし、人間の手による演出も行われない。季節を感じるのは、それぞれの人の心だけに任せられている。
花時が一定していないのには、いくつかの理由がありそうだ。例えばソメイヨシノの例のように、全く同じ遺伝子を持つ膨大な数のクローンが国中に植えられている、ということもなければ、広大な敷地の公園で、花時を調整して同じ花を一面に咲かせる商業的な意図なども、メキシコでは一向に聞かない。そしてなによりも、多少まごまごしている木があっても、突然気候が激変して咲きそびれてしまう、などという悲壮な事態は、ここでは起こらないだろうし。
それぞれの木が花を咲かせる時期は毎年大体決まっているから、1本1本の木に、独自のリズムがあるらしい。・・・だが、植物までもが、規律正しくいっせいに芽吹き、花を咲かせる日本と、そんなサイクルにも個性があってマイペースなメキシコを見ていると、これも国民性かと可笑しくなることがある。
コメント
コメント一覧 (12)
丁度昨日、東北のブログ友の方がアップしていました。
東北とメキシコで同時に咲くというのは不思議な感じがします。
胡蝶
がしました
桜には香りはないけれど、季節によって漂う香りというのは、心が躍ります。
私が歩いていると、いつも日陰を作ってくれる木に小さな花が咲き、それが匂っていると気がついて嬉しかったり♪
日本でも同じ花でも場所や環境によっては花のさく時期がかなり異なるものもあります。
今年は天候が不順なので、花の時期がずれています。昨日、梅雨入りしたので、そろそろ紫陽花の季節です(^v^)v
胡蝶
がしました
で、おまけに香るのですね。姿と香りの両方を持ち合わせる花はすくないですから、最高の庭の花木ですよね。
記事の後半を読んでなるほどと思いました。
日本の桜吹雪なんていう風景は日本独特のものなのですかねぇ。
ポチ
胡蝶
がしました
贅沢だーっ。^ ^
胡蝶
がしました
温帯の花をクエルナバカで咲かせるのは、少し無理があるようです。
胡蝶
がしました
もっとも、香りが強すぎて苦手な花、というのもありますけれどね。
クエルナバカでは、同じところに並んでいる木でも、花の時期がずれていたりします。場合によっては、2~3ヶ月も違うんですよ。
日本でもアジサイは、比較的長い間楽しめますね♪
胡蝶
がしました
熱帯花木の中で、私の一番好きな花です。
形も色も、香りも、そして散り方までもが、美しく気品があります。
日本の季節はとてもはっきりしているから、そういうのを期待していると、クエルナバカは1年中何も変らない、と思ってしまいます。
ソメイヨシノは、日本の春を覆い尽くしていますよね。ああいう光景は、やはり日本独特ではないでしょうか。
胡蝶
がしました
今の時期だけの、それもほんのささやかな贅沢です。
そのために、犠牲にしていることも、たくさんありますしね。
胡蝶
がしました
胡蝶
がしました
質素な暮らしですが、自然の豊かさはうれしいですよね。
でも今の季節は、とても暑いんですよ~。
胡蝶
がしました
そのような国から日本を見ると、
一斉に咲いて散ることに相当違和感を感じるんやろなあ・・・
胡蝶
がしました
整然とした動きは、見ている分にはやはり、心地良いですものねえ。
胡蝶
がしました