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バッタとイナゴとキリギリスの違いが、どうもよく分からない。

それは胡蝶だけのことではないらしく、だいいち名前からして曖昧なのだ。画像の昆虫は、スペイン語で Saltamontes Hoja Verde で、日本語に訳せば 「緑の葉のバッタ」となるが、バッタ目キリギリス科の昆虫だ。これまでにも何度か見たことがあるし、誰でも「ああ、あれ」と知っているようだから、ここではそう珍しい昆虫ではない。かなり大きいので、目に付きやすいということもあるけれど。画像のものはとりわけ大きくて、長さが10センチ近かった。ただし長く伸びているは翅で、腹部はその半分ほどまでしかない。

割合におとなしく、ペットにもできるそうで、飼い方を説明したサイトもある。確かに、この個体はずい分長時間同じ葉の上にじっとしており、カメラを近づけても触っても、ほとんど動くこともなく、文句を言わずに正面顔まで撮らせてくれた。

学名 (Stilpnochlora couloniana) で画像検索していたら、以前に撮った画像 とそっくりなものがあった。同じものとは思えないほどだが、葉っぱバッタの、あれが幼生だったのであるらしい。思いがけず、しかも意外なこういう発見は、じつにうれしいものである。


過去に撮った幼生: