こういう話題を取り上げるのは恐縮なのだが、ふんだんにある安全な水と同様、トイレ事情の素晴らしさに関しても日本は特殊な国だから、海外のことを語るとき、これは非常に重要かつ深刻なテーマなのである。
かなり昔のことになるが、夜間の長距離二等バスで、切羽詰ったことがある。悲劇の締めくくりは個室のない公衆トイレで、部屋の一方の壁に便器が並び、座っている人たちの向かい側で、順番を待つ人たちがじっと見ている、というシーン。この後何年もの間、バス旅行そのものが恐怖の対象だった。今ではそんな悲惨なことは起こらないかも知れないが、どちらにしても、長距離の二等バスにはもう、決して乗らないことにしている。
街中でも、無料でトイレが使える場所というのは多くない。探してようやく見つかるのは有料トイレで、最近ではこんなに大きく看板を掲げた商売も現れた。街の景観としてはどうかと思うが、これなら一目瞭然である。
2枚目は2月にモナルカ蝶を見に行くツアーの途中の村で入ったトイレ。ここも有料だが中はこの通りで、ドラム缶から自分で水を汲み、それを持って入るのである。それでも個室がいくつかあって、一応カーテンで目隠しされているから、とりあえず合格とするしかない。
世界の中で、日本を含む一握りの先進国、及び、金持ちの観光客を迎える場所を除けば、こういうのも決して珍しくはないと想像しているが、実際はどうなのだろう。
コメント
コメント一覧 (16)
世界のおトイレ事情はよく聞きますね。
ウォシュレットで甘やかされたわたしのお尻はもう世界には出ていく自信がありません(笑)
ポチ~☆
胡蝶
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タイの空港では(ありえないのだが)お金をとられたし、観光地から離れたバリ島では、水のバケツが置いてあり、その水で陰部を手で洗うのです、知ってはいたけれど、驚きますね(汗
震災地でトイレにびっくりするのは、やはり日本人、一昔前は「ぼっとん便所」だったのだから、ここ50年ほどで随分と先進国になったのでしょう。
ウオシュレット、温水便座、自動でふたが開くなどなど、驚きますね!
胡蝶
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アメリカ人ですら驚くようです。
私もトイレのない乗り物は好きではありません。
できれば窓も開く乗り物が良いです。
胡蝶
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胡蝶
がしました
とんでもないトイレで仕切りがないそうで・・・・
ドアもなく丸見えだったとか・・・
やっぱり絶対に嫌で恐怖になったって言ってました。
胡蝶
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ただ、日本でいう公衆トイレは確かにあまり無かったですね。
でもなぁ、記事の様なのは日本人には辛いかも…
胡蝶
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何ゆえカーテンなのかなー。
ま、日本のトイレは今輸出に燃えていて、アメリカ人にはモテモテだとか。
胡蝶
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でも切羽詰ったら、どうしようもありません。そうやって、人はだんだんと逞しくなるのでしょうね。
胡蝶
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清潔に維持するには、当然お金がかかりますからね。
日本のトイレは、海外でしばしば話題になっているようです。
私も、日本で入ったトイレが「このトイレは自動です」と喋った時には、さすがにびっくりしました。
胡蝶
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乗り物と言えば、下に線路が見える昔の汽車のトイレを、ふと思い出しました。
胡蝶
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外出先のトイレは本当に大問題で、私も未知の場所に行くときななどは、前日からなるべく水を飲まないようにします。健康に悪いですよね。
どの国にもいい面と悪い面があるので、自分にとって何が不可欠か、ということを良く考えないといけませんね。
胡蝶
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私は10年くらいの間、長距離バスに乗れなくなってしまいました。
・・・出不精の原因のひとつです。
胡蝶
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私は、トイレというものの無い家に泊まったことがありますが、これも田舎のほうでは珍しくないのです。近くの空き地で用を足すのですが、その辺にピンク色のトイレットペーパーが散乱しているのが、ぞっとするほど嫌でした。
胡蝶
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日本のトイレに慣れると、それがすっかり気に入ってしまう外国人も少なくないようですね。でもさすがに、自宅用だけだと思いますが。
胡蝶
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それが幸せなことだということは、外に出てみては初めて知りましたが、
それでも胡蝶の夢さんが体験されたようなトイレには
幸せなことにまだめぐり合っていません。
写真のトイレも、めぐり合ったらちょっと不安になるかもです。
甘やかされているのかも。
胡蝶
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この程度のトイレでも、日本の方には衝撃かもしれませんが、田舎の村や貧しい人々の暮らしは、こんなものではないですものね。
日本の方々にとって、清潔ということは今やほとんどObsessionになっていますが、そこには、ちょっとひ弱なものを感じます。
胡蝶
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