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最近の日本ではあまり見ないから、こういう売り方をなんと言うんだったっけ?と、考えてしまった。多分、流し売りでいいと思う。その上、この種の商品を売る店の名称も思い出せない。そうだ、荒物屋というのが近いかな。・・・そんな商売自体、例えば東京ではもう珍しいかもしれないが。

華やかな色の毛槍みたいなものは、天井の蜘蛛の巣を払うのに使う道具だろう。羽はたきに見えるものも、柄が長そうだから蜘蛛の巣払いかもしれない。その間に飛び出ている紡錘形のカゴのようなものは、果物の収穫用。主としてライム用だと思うが、実を引っ掛けて引っ張ると、簡単に枝からもぎ取れて、しかもそれが地面には落ちず、かごの下半分にたまるようになっている。これはかなり使い勝手の良い便利な道具だ。

その他に見えるのはナイロン製の箒や床を拭くモップなど。手前にある四角いものは、赤ちゃんのゆりかごで、四方がマクラメ編みで囲われている。下のほうにあるクッション風のものは、正面から見たら、枕だった。

こうした小さな商売で、しかも色とりどりのものを売っているのを見ると、なんとなく楽しくなる。