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雨季になると、ツユクサ科の様々な植物が顔を出してくる。

植物園では、管理された観賞用のツユクサのほかに、シマツユクサブータンツユクサ があちこちに生えている。でも胡蝶が特に探すのは、昨年出会った、花の開かないツユクサ だ。その後メキシコシティーの植物園で、ちゃんと開花した tripogandra purpurascens を見ることが出来、恐らく同じものとは思うものの、できればちゃんと確認したいからだ。

そのツユクサがあった、大きな切り株の周囲を見ても、あのツユクサはない。もっとも昨年は9月の末に見たので、まだその時期ではないのだろうか。しかしその代わりに、少し離れた倒木の上で見つけたのが、画像のツユクサである。1枚目の広がった株全体で、10センチあまり、たくさんついている蕾ときたら、1ミリちょっと、という大きさなのである。青く色づいている蕾はあるけれど、開いた花は一つもない。蕾をひとつ、無理やりこじ開けてみたのだが、あまりに小さすぎて、花の形も確とは分からない。

花の開かない思わせぶりの植物は、好奇心を激しく刺激する。・・・また気になる植物が増えてしまった。