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子供の日は日本だけではなく、世界各国にある。

これには歴史があって、大きな流れとしては、1925年にジュネーブの子供の福祉世界会議で、6月1日が「国際子供の日」と制定されたこと、及び1954年に、国連が11月20日を「世界こどもの日」と制定し、加盟各国に対し、それぞれの子供の日を定めるよう勧告したことだ。
こういう経緯から、6月1日あるいは11月20日を「子供の日」としている国が多いが、メキシコでは4月30日である。

この日は休日ではないけれど、多くの幼稚園や小学校では、授業を休んでスナックやケーキを用意し、ゲームなどで遊んだりする。また、その前後の週末には、各自治体が子供のための劇や音楽等の催しを行うことが多い。家庭でも、子供たちにプレゼントを贈ったりする。
しかし大人にとって、この日に考えるべき最も大きなテーマは、国連が制定した「世界子供の日」の根拠である「子供の権利を護ること」なのだ。

今年は4月22日に、少し早めの子供会が大統領夫妻の主催で行われた。この日官邸に招かれたのは、メキシコ各地の養護施設で暮らす、300人の児童である。