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毎日犬の散歩に付き合って、広い道路のグリーンベルトを歩いていると、ホウオウボクやゴールデン・シャワーの木が、ずいぶん植えられていることに気が付いた。

クエルナバカでは葉を落としているこの時期に、ここでは青々としているホウオウボクを見て、前回のときにも、花はいつ咲くのだろうかと、疑問に思ったのだった。種の鞘はたくさん下がっているから、確かに花は咲くのである。そのうちに、少しだけ花の咲いているホウオウボクを見つけた。よく見れば、ゴールデン・シャワーにもひと房の花が。

雨季と乾季のはっきりしているクエルナバカでは、決まった季節だけに咲く花がちゃんとある。しかし常夏のカンクンではどうやら、それらの花木も一年を通じて花をつけるものらしい。ある条件の季節に合わせて、いっせいに花をつけるという必要が、ないのである。

また、高温多湿の気候で、土壌も水分を多く含んでいるためか、カンクンでは、地表に網の目のように広がる木の根をよく見る。いかにもジャングルを思わせる、板根や気根も、クエルナバカよりずっと多いようだ。