胡蝶の夢  ~メキシコ篇~

多様性の国メキシコ。常春のクエルナバカからの便りです。

2018年10月

文房具類を入れてある、抽斗を整理した。家族で使っている抽斗には、どうしてもいろんな物が溜まっていくのだが、あまり使わないものは段々と下の方に潜り込んで、やがて忘れられていく。時にはそれを、整理したくなるのである。一体いつから放置していたのだろう。古い電卓 ...

庭の コーヒーの花 が咲いてから、ちょうど7カ月たった。春に咲く花は寿命が短く、ほぼ1日で萎れてしまうのに、実の方はいつまでたっても緑色。熟すのに約9か月かかるというのは本当で、真っ赤になるのはいつも年末ごろだ。でも、やっと赤くなり始めた実の、この色彩はな ...

見るたびに、アンリ・ルソーの油絵を連想してしまう、カエンボク 。クエルナバカの街には、これの見事な大木があちこちにある。しかし、端正な全体の姿に加え、葉の茂り方といい、花のつき方といい、樹形の良さという点では、これまで見た中で、これが一番だ。珍しくもない見 ...

先日市場で キヌア を買ってきた。ぺルーに住んでいた時は毎日のように食べていたのだが、帰ってきたメキシコではそのころ、健康食品の店でさえ、キヌアを見つけることができなかった。ところが最近では世界的なスーパーフードの流行のせいか、これが市場でも売られているこ ...

センダングサ には、そろそろ種もできている。いわゆる、ひっつき虫のひとつである、その種の画像を拡大してみると、この通り。先端の棘だけでも簡単にくっつきそうなのに、そこにはさらに細かい棘が逆向きについているし、よく見ればもっと下の部分にも棘がある。くっついた ...

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