胡蝶の夢  ~メキシコ篇~

多様性の国メキシコ。常春のクエルナバカからの便りです。

2019年05月

カエンボクの大木が葉を落とし、種を飛ばした後の莢ばかりになっているのを見つけた。莢は外側が茶色で内側は白っぽく、これが光を反射して美しい。下を見ると、空になった莢がたくさん地面に落ちている。中にはまだ種の入っているものもあるが、空っぽの莢で形の良さそうな ...

英語ではGolden Shower、スペイン語だとLluvia de Oro。どちらも、黄金の雨という意味だ(英語のシャワーはもともと、にわか雨を意味している)。熱帯花木の中でも一番好きなこの花が、クエルナバカで見られるのは、乾季も終わりに近づく4~5月ごろ。これも、街にお気に入 ...

 なんだかあまり美味しそうに見えないけれど、食べ物の写真を撮るのって、どうも苦手だ。ずいぶん前の話になるが、クエルナバカ在住日本人の中の誰かが、これを思いついたと聞いた。早く言えば、ホットドッグ用のパンにカレーを挟み、衣をつけて揚げたものである。パン種を ...

窓越しに、アマリリスの赤い花が見えたので、庭に確認しに行った。花が咲かないものかと待っていたのは、右側の大きい方の株だったのに、その横でイグアナに葉をかじられ、しょんぼりしていた株に、いつの間にか蕾が出ていたのである。葉が小さい分、その栄養が花に行ったの ...

春から夏の楽しみは、いつものアタウルフォマンゴーだ。市場に出回る数カ月の間、それこそ毎日のように食べている。そのままの生食ももちろんだが、果肉がクリーミーで味の濃厚なこの品種は、お菓子作りにも向いている。ジャムにしたり、いわゆるマンゴープリンのようなもの ...

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