3321グアムチル


学名:Pithecellobium dulceメキシコから中南米原産の、マメ科の木。

最近ズアカムクドリモドキの 吊り巣 を2個見つけたのが、どちらもグアムチルの枝だった。メキシコ全土に自生するわけではないが、我が家の周辺にはこの木が多いようである。

花はギンネムのような白っぽい球状で、その後に、長さ15センチほどの莢ができる。熟すと丸まったりねじれたりして、色も形も美しいのだが、これは食用にもなる。一度だけ試食したときには、果肉というよりも、そら豆の莢に入っているワタのような感じで薄甘く、特に美味だとも思わなかったが、これらの木から実を採っている人を見たことがあるし、市場で売られていることもある。

ところで、吊り巣のあるグアムチルの木周辺で、今日はようやく、ズアカムクドリモドキらしい鳥を見かけた。木の枝の間を飛んでいたので、良く見えないし写真も撮れなかったけれど、鮮やかなミカン色の腹部は確認できた・・・しかも2羽。
これからがまた、楽しみだ。